映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ! | |
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監督 | 大塚隆史 |
脚本 | 村山功 |
製作 | 映画プリキュアオールスターズ2製作委員会 |
出演者 |
水樹奈々 水沢史絵 沖佳苗 三瓶由布子 樹元オリエ 本名陽子 緒方賢一 |
配給 | 東映 |
公開 | 2010年3月20日 |
上映時間 | 72分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 11.5億円[1] |
前作 |
映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!? 映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!(シリーズ前作) |
次作 |
映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!? 映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花(シリーズ次作) |
『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』(えいが プリキュアオールスターズデラックスツー きぼうのひかり レインボージュエルをまもれ)は、2010年3月20日公開のアニメ映画。プリキュアシリーズの歴代作品のクロスオーバー作品の第2作目である。
概要[]
『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』の続編で、監督・脚本・作画監督などのメインスタッフは前作と概ね同じである。『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』の上映終了後に情報公開され、『ハートキャッチプリキュア!』にとっては、スクリーンデビュー作となった。
『フレッシュプリキュア!』のキュアパッション、『ハートキャッチプリキュア!』のキュアブロッサムとキュアマリンが新参戦することがトップページで明かされ、今回は合計17人のプリキュア[2]が登場する。
各シリーズの主人公達の家族などのサブキャラクターと改心した敵キャラクターも前作同様に節々で登場し、さらに『フレッシュ』までの単独映画で登場したゲストキャラクターもモブとして多く出演する。本作ではメインキャラクター(敵キャラクター含む)の声優が声を担当するサブキャラクターを中心に兼役で声が当てられている[3]。
登場する敵キャラクターも、前作は毎回現れる怪物キャラクターであったが、今回は『フレッシュ』までのTVシリーズにおける敵幹部が一部出演すると同時に本作オリジナルの敵も登場し、プリキュア達と戦いを繰り広げる展開となっている。TVシリーズで改心した敵キャラクターの一部は観客として登場するが、戦闘には参加しない。
上記の通り大量にキャラクターを出演させる都合上、本作に出演した声優陣を合計すると44人に及ぶ。また本作は『ハートキャッチ』と『フレッシュ』を軸に、歴代プリキュアと力を合わせるという構成になっており、『Yes!プリキュア5GoGo!』より以前の変身メンバーは、出番が前作に比べ比較的少なめになっている[4]。事実、前作ではプリキュア達の変身バンクシーンは全員のものが使用されたが、今作では『フレッシュ』と『ハートキャッチ』のものが使用されるのみに留まっている。ただし名乗りを上げるシーンとして、前作同様変身シーンの最後だけは全員流用されている。
また、「オールスターズ」作品としては初めてとなる強化形態「キュアレインボー」も登場している(後述)。
エンディングは『フレッシュ』より始まった試みである、モーションキャプチャーを使用したフル3DCGアニメーションによるプリキュアオールスターズのダンス映像となっており、公開前に放送されたTV特番ではシフレとコフレがこの場面に関し、「ミラクルライトでコンサートの雰囲気を味わって下さい」と宣伝したが、劇中ではダンス映像とミラクルライトに関する台詞はない。また本編中にも一部プリキュア達が3DCGで戦うシーンがある。2010年3月25日・26日の『東京国際アニメフェア』東映アニメーションブースでは、エンディングパートを3D眼鏡でみる3D立体映像化した特別映像を公開している(劇場上映はされていない)。
原画には今までのキャラクターデザインを担当した人物を含めたシリーズ常連スタッフ以外にも、ゲストとして木村貴宏を初めとした人物も起用されている。
続編という位置づけ(物語としての続編ではない)であるため、『ハートキャッチ』以外のキャラクターは、前作に登場していなかった東せつな / キュアパッションを含め既に友達となっている。精霊同士だけはプリキュアに先駆けて交流があるのも同様。
前売り券・入場者特典は継続されており、特にシリーズ定番となったミラクルライトは「クリスタルミラクルライト」として中学生以下にデータカードダス『ハートキャッチドリームダンス』で使える映画特製のデータカードダスと、「プリキュアDX2タイプ サンバイザー」[5]と呼ばれるサンバイザーとともに配布されている。
前作同様、当初は情報公開されていなかった『ハートキャッチ』の登場は伏せられていた。しかし特報の時点でコフレの被り物をつけた咲が、歴代の主人公とテーマパークを駆けて行くシーンは公開されていた。
興行成績[]
全国159スクリーンで公開され、連休となった初日3日間の成績は動員29万5911人、興収3億1852万1200円を記録、2010年3月20 - 21日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第2位を獲得(第1位は『ドラえもん のび太の人魚大海戦』)。前作プリキュアオールスターズDX(最終興収10.1億円)に対し、動員比133.6%、興収比132.0%と前年を大きく上回る好スタートとなった[6]。また、ぴあ初日映画満足度ランキングでも第2位となっている。
公開9日間の累計成績は56万1,202人、興収6億224万4,200円となり観客動員ランキング2週連続第2位となっている[7]。
4月17日には前作の89万人を超え観客動員数が100万人突破している[8]。
ストーリー[]
ある日、つぼみとえりかとゼニガメの元からシプレとコフレが消えた。残されていた謎の招待券を便りに探しに行くと、海に浮かぶ遊園地「フェアリーパーク」に辿り着いた。そこはプリキュアを支える妖精達をイメージした乗り物やグッズが満載の楽しそうなテーマパークであった。つぼみ達はラブ達とゼニガメとひょんなことから知り合い、一緒に遊びに来た11人の友達を探すことになる。
テーマパークを楽しみながら友達を探していたつぼみ達だったが、そこへ、このテーマパークの宝である「レインボージュエル」を狙うべくプリキュア達の宿敵が続々と現れる。そこへ11人の友達である『プリキュア』達が助けに入り一度は退けたものの、深海の闇ボトムによりレインボージュエルが奪われてしまい、フェアリーパークは崩壊してしまう。
崩壊によって離れ離れになったプリキュアと精霊達は、復活した敵幹部達の猛攻を受けながらも、レインボージュエルを守るため、仲間達との合流を目指す。
ブロッサムとマリンに全てを託したプリキュア達だったが、あと一歩のところでレインボージュエルをボトムに奪われてしまい、プリキュア達は力を失ってしまう。復活させた幹部達を取り込んだボトムの体躯は強大だったが、ブロッサムはそれでも負けじと立ち上がり、プリキュア達は再びボトムに戦いを挑んだ。その時、ミラクルライトの力でプリキュア達に再び力が与えられ、今一度ボトムとの戦いが始まった。
苦闘の末、プリキュア達はキュアレインボーに変身。全員の力を込めた合体技を放ち、ついにボトムを撃破するのだった。
登場キャラクター[]
ここでは本作での役回りや原作との相違点をおもに記述する。基本的な詳細は各作品のキャラクター項目を参照。なお、再生幹部達の中には人間態が存在するキャラクターもいるが、今作では未登場である。
ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMax Heart[]
- プリキュア
- フェアリーパークに招待されるが、なぎさがチケットを無くすなどのアクシデントで遅刻し、ほかのメンバーたちとはぐれる。
- 最終的に「スーパープリキュア」となり、パワーアップする。
- 美墨 なぎさ(みすみ なぎさ) / キュアブラック
- 声 - 本名陽子
- 雪城 ほのか(ゆきしろ ほのか) / キュアホワイト
- 声 - ゆかな
- 九条 ひかり(くじょう ひかり) / シャイニールミナス
- 声 - 田中理恵
- 妖精
- サブキャラクター
-
- 美墨 岳(みすみ たかし)
- 美墨 理恵(みすみ りえ)
- 美墨 亮太(みすみ りょうた)
- 雪城 さなえ(ゆきしろ さなえ)
- 雪城 太郎(ゆきしろ たろう)
- 雪城 文(ゆきしろ あや)
- 久保田 志穂(くぼた しほ)
- 声 - 仙台エリ
- 高清水 莉奈(たかしみず りな)
- 藤田 アカネ(ふじた アカネ)
- 藤村 省吾(ふじむら しょうご)
- ベローネ学院の校長
- 米槻(こめつき)
- フェアリーパークの来場客。
- ラウンド
- スクエア
- マーキーズ
- 声 - 川田妙子
- オーバル
- トリリアント
- ペア
- ハート
- 雲の園の老師
- ムタ
- フェアリーパークの運営に携わっている精霊たち。
ふたりはプリキュア Splash Star[]
- プリキュア
- フェアリーパークに招待されるが、道に迷って遅刻してほかのメンバーたちと合流し損ねる。咲が「迷ったのは地図のせい!」と主張し、そのことでのぞみと共感し合う。それを見た舞が呆れ、りんたちと謝り合う。
- 日向 咲(ひゅうが さき) / キュアブルーム / キュアブライト
- 最終的に「ブライティブルーム」となる。
- 声 - 樹元オリエ
- 美翔 舞(みしょう まい) / キュアイーグレット / キュアウィンディ
- 声 - 榎本温子
- 最終的に「ウィンディイーグレット」となる。
- 妖精
- フェアリーパークの運営に携わっている精霊たち。パーク崩壊とともに咲や舞とはぐれる。
- サブキャラクター
Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo![]
- プリキュア
- 運営に携わっているミルク(くるみ)以外の5人がフェアリーパークに招待されるが、道に迷って遅刻してほかのメンバーたちと合流し損ねる。のぞみが「迷ったのは地図のせい」と主張し、そのことで咲と共感し合う。それを見たほかのメンバーが呆れ、舞と謝り合う。
- 最終的にキュアドリームは「シャイニングドリーム」となり、ほかはレインボー化してパワーアップする。
- 夢原 のぞみ(ゆめはら のぞみ) / キュアドリーム
- 声 - 三瓶由布子
- 夏木 りん(なつき りん) / キュアルージュ
- 声 - 竹内順子
- 春日野 うらら(かすがの うらら) / キュアレモネード
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 秋元 こまち(あきもと こまち) / キュアミント
- 声 - 永野愛
- 水無月 かれん(みなづき かれん) / キュアアクア
- 声 - 前田愛
- ミルク / 美々野 くるみ(みみの くるみ) / ミルキィローズ
- 声 - 仙台エリ
- フェアリーパークの運営に携わっている。途中からは変身して戦う。
- 妖精
-
- ココ / 小々田 コージ(ここだ コージ)
- 声 - 草尾毅
- ナッツ / 夏(ナッツ)
- 声 - 入野自由
- フェアリーパークの運営に携わっており、レインボージュエルの解説を来場客に行う。
- シロップ / 甘井 シロー(あまい シロー)
- 声 - 朴璐美
- フェアリーパークの運営に携わっている。後半は飛行形態に変身し、精霊達の移動手段となる。
- サブキャラクター
-
- 夏木 ゆう(なつき ゆう)
- 夏木 あい(なつき あい)
- 春日野 ミッシェル(かすがの ミッシェル)
- 春日野 平蔵(かすがの へいぞう)
- 秋元 まどか(あきもと まどか)
- 坂本(さかもと)
- 鷲尾 浩太(わしお こうた)
- 増子 美香(ますこ みか)
- ブンビー
- 声 - 高木渉
- ブンビーカンパニーの社員
- フェアリーパークの来場客。
- ドーナツ国王
- ババロア女王
- クレープ王女
- モンブラン国王
- ミギリン
- ヒダリン
- チョコラ
- 声 - 川田妙子
- ビター
- ドライ
- フェアリーパークの運営に携わっている精霊や人物たち。なお、チョコラは本作品ではデザート王国のドレス姿で登場。
フレッシュプリキュア![]
- プリキュア
- フェアリーパークに招待されるが、ラブが電車に乗り遅れるなどのドジによって遅刻し、ほかのメンバーとはぐれる。そのことで美希とせつなにそれとなく責められる。つぼみを助けたことで彼女たちとも仲よくなる。
- 最終的に、「エンジェル」形態となる。
- 桃園 ラブ(ももぞの ラブ) / キュアピーチ
- 声 - 沖佳苗
- 本作では「ハンドルを握ると性格が変わる」という設定が付加されており、同乗したつぼみを振り飛ばさんばかりの勢いでゴーカートを爆走させていた。
- 蒼乃 美希(あおの みき) / キュアベリー
- 声 - 喜多村英梨
- 山吹 祈里(やまぶき いのり) / キュアパイン
- 声 - 中川亜紀子
- 東 せつな(ひがし せつな) / キュアパッション
- 声 - 小松由佳
- クロスオーバー映画初登場。『フレッシュ』本編の最終回で隼人・瞬とともにラビリンスに帰っていったが、ラブたちのところに戻って来ている。
- 本作では「TV本編では何でもそつなくこなしてきたが乗り物の運転は苦手(本人にその自覚はない)」という設定が付加されており、ゴーカートに同乗したえりかが恐怖で顔を引きつらせるのをよそに、スピンと激突を繰り返していた。
- 妖精
- フェアリーパークの運営に携わっている精霊たち。『フレッシュ』本編の最終回でスウィーツ王国に帰っていったが、ラブたちのところに戻っている。
- サブキャラクター
-
- 桃園 あゆみ(ももぞの あゆみ)
- 桃園 圭太郎(ももぞの けいたろう)
- 一条 和希(いちじょう かずき)
- 山吹 正(やまぶき ただし)
- 山吹 尚子(やまぶき なおこ)
- カオルちゃん
- ミユキ
- 知念 大輔(ちねん だいすけ)
- 沢 裕喜(さわ ゆうき)
- 御子柴 健人(みこしば けんと)
- 西 隼人(にし はやと)
- 南 瞬(みなみ しゅん)
- テディベアをもらった少女
- フェアリーパークの来場客。なお、隼人(ウエスター)と瞬(サウラー)は『フレッシュ』本編の最終回でせつなとともにラビリンスに帰っていったが、ラブたちのところに戻っている[注 1]。
- ティラミス
- ウサピョン
- テディベア[注 2]
- フェアリーパークの運営に携わっている者たち。
ハートキャッチプリキュア![]
- プリキュア
- 突然出て行ったシプレとコフレを探すため、フェアリーパークに来場しラブたちと出逢い友だちとなる。ノーザたちが襲来した際にはラブたちに先んじてプリキュアに変身するが、彼女たちもと知ると驚愕する[注 3]。
- 最終的に、レインボー化してパワーアップする。
- 花咲 つぼみ(はなさき つぼみ) / キュアブロッサム
- 声 - 水樹奈々
- 来海 えりか(くるみ えりか) / キュアマリン
- 声 - 水沢史絵
- キュアサンシャインとキュアムーンライトは未登場。ただし、明堂院いつき(サンシャイン覚醒前)と月影ゆり(ムーンライトとしての能力を失効中)は下記の通りフェアリーパークの来場客として登場している[注 4]。
- 妖精
- フェアリーパークの招待状を残し、つぼみたちの元から姿を消す。パークでは入場ゲートでライトを配っていた。
- シプレ
- 声 - 川田妙子
- コフレ
- 声 - くまいもとこ
- ポプリは未登場。
- サブキャラクター
-
- 明堂院 いつき(みょうどういん いつき)
- 月影 ゆり(つきかげ ゆり)
- 声 - 久川綾
- 花咲 薫子(はなさき かおるこ)
- 佐久間 としこ(さくま としこ)
- 黒田 るみこ(くろだ るみこ)
- フェアリーパークの来場客
- 花咲 みずき(はなさき みずき)
- 来海 さくら(くるみ さくら)
- 冒頭のシーンのみに登場。
登場ポケモン[]
本作の敵[]
- ボトム
- 声 - 梁田清之
- 深海の闇を司る存在。千年もの長い間、「レインボージュエル」を狙っていた。
- 完全復活をとげ、世界を深海の闇に包むためにレインボージュエルを狙い、その手段としてプリキュアに倒された敵たちを深海の底からよみがえらせ、レインボージュエルの奪取とプリキュアの排除を命じる。
- 初めは深海を拠点としていたが、レインボージュエルを奪ったことで「フェアリーパーク」内の城に拠点を移した。
- 復活当初はエネルギーのような不完全態だったが、最終的にはレインボージュエルと再生幹部たちを吸収して実体化し、地球の地平線が見えるほどに巨大な漆黒のサメのような姿となる。
- 巨大化後は凄まじい強さを見せ、口から巨大な光線を放って攻撃し、フルパワーだとパワーアップしたプリキュアたちの合体技をも相殺する威力がある。
- すべての希望の源たるミラクルジュエルを取り込んだことで、一度はプリキュアたちの力を奪うが、「キュアレインボー」に進化したプリキュアたちの「プリキュア・レインボージュエル・ソリューション」によって倒された。
- 後の『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』では、ブラックホールに生み出された存在であることが明らかされた。
歴代の敵幹部たち[]
幹部たちは深海の底に埋まっていたが、ボトムの力によって復活した。そのため、幹部にはボトムの意思が入り込む描写がある。
暗く冷たい暗黒の世界を見せてもらうために、ボトムへの忠誠心をそれぞれ見せている。
「レインボージュエル」を手にしたボトムの力でパワーアップをしてプリキュアたちを追いつめ、最終的にはボトムに吸収された。
- ドツクゾーン
- 『無印』からの登場幹部はなし。
- ウラガノス
- 声 - 高木渉
- かつてドツクゾーンの四天王のメンバーだった敵。
- ノーザ、ムカーディア、キントレスキーとともにレインボージュエルを探りに来て、キュアパインと交戦する。
- そのあとは、お化け屋敷で妖精たちを発見して追いつめるが、ミラクルライトを浴びて消滅した。
- ダークフォール
- 原作では1度復活しているため、2度目の復活となる。唯一ドロドロンのみ再生していない。
- カレハーン
- 声 - 千葉一伸
- かつてダークフォールの戦士だった敵。
- アラクネアとともに孤立したつぼみたちに襲いかかるが、救援に駆けつけたキュアピーチたちと交戦し、アラクネアと2人で『フレッシュプリキュア!』を追いつめる。
- 相手に「カレーパン」と呼び間違えられるのが相変わらずで、本作ではアラクネアに「カレーパン」と名前を間違えられる。
- モエルンバ
- 声 - 難波圭一
- かつてダークフォールの戦士だった敵。
- ミズ・シタターレと組み、つぼみたちを排除しようとしたが、ハデーニャの参戦とともにプリキュア5と交戦する。
- 本作では新しく全身を炎化させるなどの技を見せ、プリキュア5を追いつめる。
- ミズ・シタターレ
- 声 - 松井菜桜子
- かつてダークフォールの戦士だった敵。
- モエルンバとともにシプレとコフレを捕らえ、プラネタリウム空間でつぼみたちを迎え撃つが、救援に駆けつけたプリキュア5やミルキィローズと交戦となる。
- 本作では新しく全身を水化させるなどの技を見せ、ハデーニャと2人でミルキィローズを追いつめる。
- キントレスキー
- 声 - 小杉十郎太
- かつてダークフォール最強の戦士だった敵。
- ノーザ、ムカーディア、ウラガノスとともにレインボージュエルのを探りに来て、キュアピーチと交戦する。
- そのあとはノーザ、ムカーディア、ネバタコスとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアブラックたちと交戦する。
- 最終的に強化体へと変化し、「スパークルブレス」を装着したキュアブラックを追い詰める。
- ナイトメア
- 本編同様、プリキュア5から組織名で呼称される。
- 本編では最終形態となる際は「黒い紙」を使用して自我が消失する設定だが、本作では自力で最終形態となり、その状態でも自我を保つことが可能となる。
- アラクネア
- 声 - 沢海陽子
- かつてナイトメアのメンバーだった敵。
- カレハーンとともに孤立したつぼみたちに襲いかかるが、救援に駆けつけたキュアピーチたちと交戦となる。
- 最終的に超獣化形態へと変貌し、カレハーンと2人で『フレッシュプリキュア!』を追い詰める。
- ハデーニャ
- 声 - 小宮和枝
- かつてナイトメアの幹部だった敵。
- モエルンバとミズ・シタターレに続いてプリキュア5たちの前にあらわれ、ミルキィローズと交戦する。[9]
- 最終的に超獣化形態へと変貌し、ミズ・シタターレと2人でミルキィローズを追いつめる。
- エターナル
-
- ネバタコス
- 声 - 島田敏
- かつてエターナルのメンバーだった敵。
- ノーザ、ムカーディア、キントレスキーとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアブルームたちと交戦する。
- 最終的に超獣化形態へと変貌し、「スパークルブレス」を装着したキュアホワイトやシャイニールミナスを追いつめる。
- ムカーディア
- 声 - 置鮎龍太郎
- かつてエターナルのメンバーだった敵。
- ノーザ、キントレスキー、ウラガノスとともにレインボージュエルを探りに来て、キュアパッションと激闘をする。
- そのあとはノーザ、ネバタコス、キントレスキーともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したキュアホワイトたちと交戦する。
- 最終的に下半身がムカデのようになった、今作オリジナルの形態になる。
- ラビリンス
-
- ノーザ
- 声 - 渡辺美佐
- かつてラビリンスの最高幹部だった敵。再生幹部の中では、参謀的な存在。
- 当初はムカーディア、キントレスキー、ウラガノスとともにレインボージュエルを探りに「フェアリーパーク」に姿をあらわし、キュアベリーと交戦をするも、援助に駆けつけたプリキュアたちを見て一時撤退を指示する。
- そのあとはムカーディア、ネバタコス、キントレスキーとともにキュアブロッサムたちを迎え撃つが、援助に参戦したイーグレットたちと交戦することになる。
- 最終的に超獣化形態へと変貌し、「スパイラルリングリング」を装着したキュアブライトやキュアウィンディを追いつめる。
キュアレインボー[]
歴代妖精・歴代サブキャラクター・『フレッシュ』までの歴代映画キャラクターが振ったミラクルライトで復活し、背中に羽を生やしたプリキュア達が、さらにパワーアップした姿。すべての戦士に金色の羽が追加されている。名前はキュアレインボーで概ね統一されているが、本項では便宜上かつてのデザインを流用しているものは当時の名称を記述する。
その多くは劇場版などにおけるパワーアップ変身であるが、元のデザインがあるキャラクター達も、一部のデザインは今作のレインボー仕様として一部追加されたり変更された部分がある(主に金色の羽の追加)。なお、公開当時単独公開の作品がなかった『ハートキャッチ』や元になった作品に登場しなかったものは本作において独自に設定された。
ブライティブルームとウィンディイーグレット以外は、下記の通り特に設定上の固有名は明かされていない。
- キュアブラック(スーパープリキュア)
- キュアホワイト(スーパープリキュア)
- レインボーシャイニールミナス(スーパープリキュア)
- キュアブラック、キュアホワイト、シャイニールミナスが変身する。羽が追加された以外、大きな変更点はない。
- ブライティブルーム
- ウィンディイーグレット
- キュアブルーム、キュアイーグレットが変身する本作独自の変身形態。名前のとおり、それぞれブルームとブライト、イーグレットとウィンディの衣装要素を足して2で割ったような姿となっている。
- シャイニングドリーム
- キュアルージュ(レインボー)
- キュアレモネード(レインボー)
- キュアミント(レインボー)
- キュアアクア(レインボー)
- レインボーミルキィローズ
- プリキュア5およびミルキィローズが変身する。出典元の作品においてはドリーム以外のパワーアップ形態はなかったが、本作では他のメンバーも独自に設定された。外見はシャイニングドリームとは異なり大きく衣装が変わるわけではない。
- プリキュア5はシャイニングドリームのように胸の薔薇が巨大化していることと二対の羽がスカート後部に追加されているのが主な特徴。ミルキィローズは肩のフリルが三段に追加され、スカートがロングになった。
- エンジェルピーチ
- エンジェルベリー
- エンジェルパイン
- エンジェルパッション
- キュアピーチ、キュアベリー、キュアパイン、キュアパッションらが変身する。羽が若干変更された以外はとくに変更点はない。
- キュアブロッサム(レインボー)
- キュアマリン(レインボー)
- 通常に比べてスカートの花びらの枚数が増えるなど、若干装飾が追加されている。なお、後の本編においてはこの姿ではなく「スーパーシルエット」という新たな形態が登場し、以降の劇場版では後者へと変身している。
必殺技[]
- プリキュア・レインボージュエル・ソリューション
- 17人のキュアレインボーの力を集結させた合体技。掛け声は「溢れる希望に勇気を乗せて!光り輝く未来に届け!」で、金色の光線を相手に放つが、フルパワーを発揮することで虹色に変化する。一部のキャラクターは合体技などの際に使用するアイテムを持っており、劇中で確認出来るのはフラワータクト、スパークルブレス、キュアフルーレ、ミルキィミラーの四つ[10]である。
用語・設定[]
- フェアリーパーク
- 妖精達の作り上げたテーマパーク。海上[11]にあり、施設までは長大なハイウェイで陸地と繋がっている。えりか曰く今までは何もなかったはずなのに突然現れたものだという。中には歴代のプリキュアを支えた妖精達をモチーフにしたアトラクションがあり、レインボージュエルを保管している場所もある。
- 各作品において妖精達はその存在が秘匿されているが、本作での妖精達は普通に来場客と接しており、「このテーマパークが妖精達によって運営されている」という事実に客側が疑問を抱く描写はない。ただし、つぼみは「大胆なことをしてる」とコメントしている。
- 招待状には妖精達のホログラムが仕掛けられているが、ミルクだけはその中にいない。
- レインボージュエル
- 1000年に1度目覚めるという、フェアリーパークの宝物。貝殻の中に収められており、上に浮かび上がっているハートマークの光が全て満たされた時完全に覚醒する。本作ではプリキュアの力の源という設定があり、これを奪われるとプリキュアは力を失い、衣装の色彩に曇りが生まれ、宝石型のアクセサリーは完全に色を失う。
- クリスタルミラクルライト
- レインボージュエルの在処を示したり、プリキュアに力を与えるアイテム。フェアリーパークで妖精達が配布していた。ライトの部分が宝石の形になっている。劇中では「ミラクルライト」と呼称されているが、DVDのチャプターでは正式名称がチャプタータイトルになっている。
- とゼニガメ歴代妖精・歴代サブキャラクター・『フレッシュ』までの歴代映画キャラクターがライトを振り、プリキュア達をキュアレインボー化をさせた。
スタッフ[]
- 製作:高橋浩(東映アニメーション)、中曽根千治(東映)、渡辺克信(朝日放送)、竹中一博(バンダイ)、篠田芳彦(アサツー ディ・ケィ)、中山晴喜(マーベラスエンターテイメント)、木下直哉(木下工務店)
- 企画:鷲尾天、西出将之
- 原作:東堂いづみ
- 脚本:村山功
- 製作担当:末竹憲
- 音楽:高梨康治、佐藤直紀
- 美術デザイン:平澤晃弘
- 美術監督:平間由香
- 色彩設計:澤田豊二
- デジタル撮影監督:大坪聡
- オリジナルキャラクターデザイン:稲上晃、川村敏江、香川久、馬越嘉彦
- キャラクターデザイン・作画監督:青山充
- 編集:麻生芳弘
- 演出・絵コンテ:大塚隆史、松本理恵
- 製作:映画 プリキュアオールスターズ製作委員会(東映アニメーション、東映、バンダイ、アサツー・ディ・ケイ、朝日放送、マーベラスエンターテイメント、木下工務店)
- アニメーション制作:ABC・東映アニメーション
- 監督:大塚隆史
主題歌[]
- オープニングテーマ「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜」
- 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:大石憲一郎、歌:池田彩/コーラス:ヤング・フレッシュ
- エンディングテーマ「17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜」
- メドレー編曲:大石憲一郎、歌:池田彩&工藤真由/コーラス:ヤング・フレッシュ
シングルCD[]
- キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜/17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜(2010年3月24日、MJCD-23081)
- CD
- キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜
- 前作のオープニングテーマだった「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪」の第2弾。
- 17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜
- 曲目は、「Alright! ハートキャッチプリキュア!」、「まかせて★スプラッシュ☆スター★」、「Let's!フレッシュプリキュア! 〜Hybrid ver.〜」、「DANZEN! ふたりはプリキュア (Ver. Max Heart)」、「プリキュア5、フル・スロットルGO GO!」、「Alright! ハートキャッチプリキュア!」、「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜」。
- キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜(オリジナル・カラオケ)
- 17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜(オリジナル・カラオケ)
- キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜
- 映像特典DVD
- オープニング・ノンテロップムービー:映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
- エンディング・ノンテロップムービー:映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
- エンディング・ノンテロップムービー(ショートバージョン):映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!
- CD
DVD・Blu-ray[]
2010年7月21日にBlu-rayとDVDがリリースされる。プリキュアシリーズにおいて、本編がBlu-ray化されるのは本作が初である。レンタル版(DVDのみ)も2010年7月9日にレンタル開始された。Blu-ray版は特装版しかなく、レンタルはされていない。
特装版ではエンディングにおけるCGダンス映像が、劇場よりも長いコンプリートバージョンとなっており、また映像特典として舞台挨拶映像、特別番組も収録される[12]。
朝までプリキュア!オールナイト[]
2010年4月3日、本作の公開を記念し、新宿バルト9で行われたシリーズ初のオールナイトイベント。これまでのプリキュアシリーズの劇場版を、休憩やトークショーを挟みつつ約12時間通して鑑賞するという内容。本来の対象年齢として設定されている女児層は、条例により保護者同伴であっても参加することは不可能であり、それ以外にも18歳未満は来場禁止となっているなど、対象年齢層の高いイベントとなった。
来場者には特別にレインボーミラクルライト、ミラクルハートライト、そして本作のクリスタルミラクルライトの三種類、そして後述する宣伝ポスターの絵柄を使用したポストカードを、年齢問わず来場者全員に配られた。チケットは即日完売する好セールスとなっている。
トークショーの登壇者は、それぞれ『ふたりはプリキュアシリーズ』から本名陽子とゆかな、『Splash Star』から樹元オリエと榎本温子、『プリキュア5シリーズ』から三瓶由布子と仙台エリ、そして『フレッシュ』から沖佳苗と小松由佳。また、サプライズとして水樹奈々と水沢史絵がビデオレター出演し、それぞれシリーズの思い出や思い入れを語った。その他にも、スタッフや歌手、そして本シリーズ出演者の数名がスタッフ席で鑑賞した。
イベントの最後には、本シリーズの生みの親、鷲尾天が登壇して締めの挨拶を行い、帰路につく観客達の見送りを行った。鷲尾は前作とは異なり本映画の企画及び現プリキュアシリーズには携わっていないが、今後も同様のイベントを企画できるよう働きかけるとしている。
特別番組[]
- 『映画プリキュアオールスターズDX2のすべて』
- 2010年3月13日、TOKYO MX他(一部地域はテレビ朝日系を中心に遅れネット)に放映されたTV特番。歴代プリキュア映画や本作が紹介された。なお、DVDの特装版にはこの番組が収録されている。
その他[]
- 17人のプリキュアの声優達は、前作同様奇跡的に全員集合しての収録となった[13]ものの、全員揃ったシーンはわずかであったという[14]。初日舞台挨拶の際は、舞台登壇者以外の出演者も駆けつけた[15]。
- 2010年3月15日から21日まで、東京メトロ新宿駅、メトロプロムナードにて、本作の20連プレミアムボードが期間限定で公開された。
- 『ハートキャッチプリキュア!』のメンバーは、3話から4話を収録した前後でのアフレコ参加となり、「まだキャラクターを掴めていなくて大変だろうから」という理由で、ハートキャッチのチームが活躍するパートだけは概ね絵が完成した状態で収録が行われた。反面、その他のメンバーの完成度はまちまちだったという[16]。
- 特報やCMなどには、上映作品では使用されていないイメージ映像が作成・利用されている。
- ノーザがドリームとピーチを追いかける。
- 通常状態のキントレスキーが、キュアブラックと肉弾戦を繰り広げる。
- キュアブライトの光の力を水上ボードにして、キュアウィンディの風の力で水上を駆け抜け、ウラガノスがそれを追う。
- 「プリキュア・フローラルパワー・フォルテシモ」の技名を水樹と水沢がアフレコしたのは、本作が初めてである[17]
- スタッフロール後、『ハートキャッチプリキュア!』の特報が流れた。その特報は『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』の公式ホームページで観ることができる。
脚注・出典[]
- ↑ テンプレート:映連興行収入
- ↑ 厳密にはプリキュアではないシャイニールミナスとミルキィローズも含まれている。
- ↑ そのため、キャストクレジットには齋藤彩夏演じる日向みのり以外のサブキャラクターの名前は無く、みのりは咲達と一緒にクレジットされる。
- ↑ 2010年アニメージュ5月号
- ↑ 裏には17名のプリキュア、表にはメインプリキュア・キュアブロッサムの髪型がそれぞれ描かれている。この「表にメインプリキュアの髪型が描かれている」サンバイザーは、前作『映画 フレッシュプリキュア!』の「プリキュアサンバイザー」(髪型はキュアピーチ)に次ぐ物だが、今のところこれが最後。
- ↑ 興行成績速報! 2大アニメが1位、2位を独占! 新作は6〜8位に顔をみせる映画ジャッジ 2010年3月23日
- ↑ 『ドラえもん』『プリキュア』が1位、2位独占!大人も熱狂しているのが強さの秘密!?【映画週末興行成績】MSNエンタメ 2010年3月30日
- ↑ 「プリキュアオールスターズDX2」観客動員数100万を突破!-すごもり- 2010年4月21日
- ↑ なお、ローズが、ハデーニャと戦うアクアを助けに来た際、一回ミルクの姿に戻った理由は、『Yes!プリキュア5』第34話におけるハデーニャによるかれんへの攻撃の意趣返しという意味があった。テンプレート:Cite web
- ↑ ただし画面にアイテムが見えないだけでシャイニールミナスなど、必殺武器を持った際の構えを取っているキャラクターもいる。
- ↑ 劇中ではどこの海上かは明らかにされていないが、公開前の2010年2月5日に発刊された「ハートキャッチプリキュア!&プリキュアオールスターズ まるごとブック!」(講談社)に掲載された記事では、「東京湾」とされている(東京湾のどこかは記載されていない)。
- ↑ 『映画プリキュアオールスターズDX2』、Blu-ray&DVDが7月21日リリースマイコミジャーナル 2010年5月21日
- ↑ 横浜ブルク13オープン記念完成披露試写会レポート!
- ↑ 三瓶由布子の超ラジ!Girls 第103回(2010年3月24日)
- ↑ なぎほの
- ↑ 三瓶由布子の超ラジ!Girls 第99回(2010年2月24日)
- ↑ オールナイトにおけるビデオレターでの発言。
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外部リンク[]
- テンプレート:Official
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