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映画 Yes! プリキュア5GoGo!
お菓子の国のハッピーバースディ♪
監督 長峯達也
脚本 成田良美
製作 2008 映画 Yes!プリキュア5GoGo!製作委員会
出演者 三瓶由布子
竹内順子
伊瀬茉莉也
永野愛
前田愛
仙台エリ
草尾毅
入野自由
朴璐美
水田わさび
川久保結
川田妙子
島香裕
音楽 佐藤直紀
主題歌 プリキュア5、フル・スロットル GO GO!
Birthday Party
三船美佳&THE TRA★BRYU with Renon
配給 日本の旗東映
公開 日本の旗2008年11月8日
上映時間 約75分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!
次作 映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
  

映画 Yes! プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』(えいが イエス! プリキュアファイブゴーーゴー! おかしのくにのハッピーバースディ♪)は、 2008年11月8日公開の劇場アニメーション。本項では同時上映の『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』も解説する。

概要[]

前作と様変わりにゲスト声優として俳優などの起用はなく、声優としておもに活躍している人物をゲストキャストとして配した。その代わり、EDテーマは『映画 ふたりはプリキュアMax Heart2 雪空のともだち』以来のオリジナルソングとなった。

前作同様鑑賞者参加型のシステムを取っており、「ミラクルライト2」が配布された。

また、同時にミラクルライト2の使用上の注意を促す前説もシロップを加えて行われた。内容としてはココとナッツが変身と称して動物体の姿でそれぞれドリーム・ミントのコスプレをしたり、「ふたりはプリキュア」のネタを絡めたりなどされている。また、本編の敵幹部としてブンビーが登場する。幹部が劇場版に登場するのはシリーズ初である。

本篇のDVDは2009年3月18日発売。

ストーリー[]

今日はのぞみの誕生日。ナッツハウス前でパーティーが開かれようとしたその時、一同の前に1台のオーブンレンジが落ちてくる。その中から現れたのはデザート王国の住人・チョコラだった。さらに彼女を追ってやってきたブンビーが出現、のぞみのバースデーケーキをホシイナーに変えてしまう。

激戦の末に勝利したものの、ケーキはブンビーに取られてしまい、がっかりするのぞみ。それを知ったチョコラは、そのお礼にとデザート王国に彼女達を招待することに。しかし、デザート王国はムシバーンに操られたデザート女王と手下のビター、ドライによって支配されていた。さらに、プリキュア達は彼らの仕業によってお菓子にされ、ココも洗脳されてしまう。

ムシバーンの欲望から国を救うため、プリキュア達はなおも戦いを挑んでいく。

登場人物[]

TVシリーズからの登場人物[]

夢原 のぞみ(ゆめはら のぞみ) / キュアドリーム
声:三瓶由布子
キュアドリームに変身する。誕生日を皆からお祝いされることになるが、エターナルの邪魔が入ってしまう。その後チョコラの誘いでお菓子の国へ。その後謎のサングラスの男、ダーク小々田と交戦する。
夏木 りん(なつき りん) / キュアルージュ
声:竹内順子
キュアルージュに変身する。アクアとともにドライと戦う。
春日野 うらら(かすがの うらら) / キュアレモネード
声:伊瀬茉莉也
キュアレモネードに変身する。ミントとともにビターと戦う。
秋元 こまち(あきもと こまち) / キュアミント
声:永野愛
キュアミントに変身する。レモネードとともにビターと戦う。
水無月 かれん(みなづき かれん) / キュアアクア
声:前田愛
キュアアクアに変身する。ルージュとともにドライと戦う。
ミルク / 美々野 くるみ(みみの くるみ) / ミルキィローズ
声:仙台エリ
準お世話役。ムシバーンと一騎打ちを繰り広げる。
ココ / 小々田 コージ(ここだ コージ)
声:草尾毅
お菓子の国にのぞみ達と一緒にやってくる。チョコラとは旧知の仲。
ナッツ / 夏(なっつ)
声:入野自由
シロップ / 甘井 シロー(あまい シロー)
声:朴璐美
メルポ
声:水田わさび
お菓子の国にのぞみ達と一緒にやってくる。
ブンビー
声:高木渉
エターナルの一員だが、本作ではムシバーンにアルバイトとして雇われている。のぞみの誕生日をホシイナーで襲って台無しにしてしまう。プリキュアを誘いだすという任務の成功を報告し、報酬を要求するも現物支給(自身が奪ったのぞみの誕生日ケーキ)だったため一味に怒りをぶつけるも、強制的に退場させられる。
誕生日ケーキホシイナー
声:ふくまつ進紗
のぞみの誕生日ケーキに取り付いたホシイナー。

ゲストキャラクター[]

パパ・マウスクビッツ(ファイベルのパパ)、マーキーズ
声:矢田稔川田妙子
太ったネズミで、ファイベルの父(パパ)。マーキーズと2人にする。
騎士団の中では最も小柄で、マスコット的存在。
薄桃色のカエルのような姿で、語尾に「でございまちゅ」とつけて話すなど、行動や言動が幼く、ファイベルのパパと2人にする。

オリジナルキャラクター[]

デザート王国[]

チョコラ
声:川田妙子
デザート王国の姫。パルミエ王国にお菓子を届けに来たことがあるため、ココやナッツとも知り合い。オーブン型の次元転移マシンでナッツハウスにやってきた。ブンビーに追われていたらしく、追い払ってくれたプリキュアたちをお礼としてプリキュア達をデザート王国に招待した。ミラクルライトを所持している。
デザート女王
声:土井美加
デザート王国の国王で、チョコラの母。シロップにお菓子の配達を依頼した事があるため、彼とは顔見知り。プリキュアをお菓子にして食べるため、チョコラを差し向ける。

ムシバーン一味[]

ムシバーン
声:大塚明夫
デザート王国を乗っ取った紳士風の男。愛、勇気、希望を下らないものだと断言する傲慢な性格。
美味しいお菓子を食べたいという欲望で動いているような男で、デザート女王にありとあらゆるお菓子やデザートを与えられてきたが、どれも自分が満足出来るお菓子ではなかったため、伝説の戦士プリキュアを最高級のお菓子にして食べようと計画。プリキュア達の情報を手に入れるため、エターナルで働いていたブンビーをアルバイトとして雇い、チョコラを利用してプリキュアたちをデザート王国に招き入れた。
他人の精神を操る能力を持ち、この能力でまずデザート女王を操ってデザート王国の裏の支配者となり、劇中ではその力でココも操っている。操られた者は胸元(デザート女王は額)にクリスタルの飾りが付けられるのが特徴。[1]そのため表舞台へ積極的に出ようとはしなかったが、終盤にはプリキュア達の前に自ら姿を現し交戦する
美味しいお菓子を作れないという理由でお菓子の国を嫌っているが、デザート女王はムシバーンの心の闇と向きあおうとしていた描写がある。
主な技は手から放つ光弾で、最大パワーだと地面が割れる程の威力がある。その他肉弾戦も得意で、プリキュア5やミルキィローズと互角以上のパワーを持っており、プリキュア5と戦った際はまとめて圧倒していた。
プリキュアらとの戦いの中で、洗脳していた者達が倒されたり正気に戻るなどして劣勢に陥る。そしてさらに自身の満たされない心を否定されたため、憤りのあまりお菓子の国を滅ぼそうとし、強力な力を解放してお菓子の城を破壊して塔を出現させ、その砲撃で国中を破壊しようとする。それを阻止しにきたプリキュア達と対峙し、自身の欲望とプリキュアの「愛と希望と勇気」のどちらが上か勝負を挑んだ。
最終決戦においてシャイニングドリームと一騎打ちになった際は普段の黒いマントを脱ぎ軽装姿となり、黒い光の剣を用いて争った。
ビター
声:松風雅也
金髪で色黒の若い男で、初登場時は付け耳をしていた。辛党で、甘いものが嫌いだと語る。軽い口調とは裏腹に強暴な性格で、優しい心を否定する。損得勘定も激しく、他人に施しを行うことを「損で馬鹿馬鹿しい」と切り捨てる。女性を軽視する傾向もあり、レモネードに対し「女は力がない」などと挑発していた。レモネードとミントを圧倒する高い格闘能力を持ち、命中した部分をお菓子にするカッター状の飴を発射したり、指を鳴らして爆風を起こしたり、鋭い針のような閃光を放つ。
ドライ
声:石田彰
デザート女王の側近。銀髪で色白の若い男で、四角眼鏡を掛けている。知的で冷静な性格で、普段は言葉遣いが丁寧だが、戦闘になると荒々しくなった。お菓子類に興味がなく、「無くても困らない」と発言するなどむしろ冷ややかな目で見ている。「お菓子に釣られてくるからこんな目に遭う」とルージュとアクアを見下し、情熱や真心をなども否定する。
戦闘時は青い氷の光弾を上空で無数に発生させて対地攻撃するほか、命中した部分を凍らせる氷の刃を駆使する。ルージュとアクアを氷とアイスの散乱する冷凍庫空間で追い詰める。
ダーク小々田( - ここだ)
声:草尾毅
ムシバーンに操られ、敵となった小々田コージ。ビター、ドライが他の4人をお菓子にする間、残ったキュアドリームをチョコレートにするために現れた。当初はサングラス状の仮面をつけていたが、ドリームを絶望させるべく素顔を見せた。
ドリームを手玉に取り、さらに強い衝撃で小動物に戻らないなど、本来のココよりも戦闘力が増している。戦闘時はキュアフルーレに酷似した黒いフルーレのほか、破壊光弾や命中した部分をチョコレートにする光の刃も使用している。

シャイニングドリーム[]

想いを咲かせる奇跡の光」。お菓子の国の住人達がかざしたミラクルライトの力でパワーアップしたキュアドリーム。スーパープリキュアとは違って外見は大きく変わり、天使をイメージしたような姿になる。ピンクを基調としたコスチュームは純白色がメインになって、背中からは身体と同じ大きさの天使のような羽が生え、さらに腰の後ろにもそれを模した小さな2対の羽飾りがつき、全体的に柔らかいイメージとなった。

武器
スターライト・フルーレ
シャイニングドリームの使用する、特別なキュアフルーレ。プリキュア5の色をイメージした5つの薔薇飾りと、中心に白い大きなバラ飾りを象っている。
必殺技
プリキュア・スターライト・ソリューション
シャイニングドリーム時のみ使用。スターライト・フルーレから5つの薔薇飾りが飛び出し、それらを中心に無数の閃光を相手に放つ。

スタッフ[]

  • 監督:長峯達也
  • 脚本:成田良美
  • キャラクターデザイン:川村敏江、爲我井克美
  • 作画監督:爲我井克美
  • 美術監督:行信三
  • 音楽:佐藤直紀

主題歌[]

オープニング『『プリキュア5、フル・スロットル GO GO!
エンディング『Birthday Party
作詞・作曲:高橋ジョージ 歌:三船美佳&THE TRA★BRYU with Renon(Renonは三船娘)

その他[]

  • スタッフロールでは、本編終了後の風景をチョコラがスケッチブックをめくっていく形で紹介している。

DVD[]

  • セルDVDは2009年3月18日にマーベラスエンターテイメントよりリリースされた。初回限定版では舞台挨拶などの特典映像、ピクチャーレーベルなどがついた。
  • レンタルDVDは2009年3月13日に東映ビデオよりリリースされた。

同時上映[]

短編概要[]

ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』とは、プリキュアシリーズ5周年を記念して製作された、プリキュア初の同時上映短編映画。上映時間は5分ほどである。5GoGoまでの歴代プリキュアが出演している。

また、ラストのライブシーンでは各作品の脇役や、既に消滅したはずの敵役に良く似た人物などが観客としてゲスト出演[2]している。

本作は本編である5gogoの映画DVDに同時収録されている。後のプリキュアオールスターズDX初回特典版には、本作のディレクターズカット版が収録された。

なお、本作で作画されたシーンの多くは、後述のオールスターDXに多く流用された。

短編ストーリー[]

ライブ観賞にやってきたプリキュアメンバー達だったが、会場には誰もいなかった。一同が困惑する中、目の前に巨大な怪物が現れ、プリキュア達に襲ってきた。

短編登場人物[]

プリキュアオールスターズ
個人の詳細は各作品の解説を参照。
カゲの巨人
声:梁田清之
プリキュアに戦いを挑んできた謎の怪物。ライブ会場から飛び出すほど巨大である。台詞としては「プリキュア」の名前を叫ぶだけである。何故戦いを挑んできたかは不明。ディレクターズカット版ではザケンナー、ウザイナー、そしてコワイナーの影が映る描写がある。デザインは後年のプリキュアオールスターズDXの巨大化したフュージョンに流用された(体色は異なる)。また、演じた梁田もプリキュアオールスターズDX2の敵・ボトム役として再登板している。

短編スタッフ[]

  • 原作:東堂いづみ
  • 企画:鷲尾天
  • 監督:大塚隆史
  • 作画監督:川村敏江
  • 脚本:山下憲一
  • 製作:東映アニメーション

短編主題歌[]

主題歌『DANZEN!まかせて☆フル・スロットルGOGO!!』
作曲:小杉保夫・間瀬公司、歌:五條真由美うちやえゆか工藤真由

脚注[]

  1. 部下のビターやドライにも同じアクセサリーが装着されているが、公式サイトでは「手下」とされており、実際に洗脳されているかどうかは定かではない。
  2. レギーネ、ミズ・シタターレ、キントレスキー、ガマオ、スコルプなど。

外部リンク[]

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